NEWS & EVENT
2018.06.17
2年に1度開催
オーストリアワインの見本市Vievinum

2年に1度、偶数年に開催されるワインの見本市、“Vievinum”が6月9日から11日までの3日間にわたり
ウィーンのホーフブルク(王宮)を中心とした会場にて開催されました。
今回は初回より20年の記念イヤーということもあり例年以上に力が入っていたような気がします。
3日間にわたる会期中の来場者は約50か国から15000人ほど。
私が初めて参加した2006年と比べると、回を重ねるごとに日本からの来場者も増加しており
今回も多くの輸入業者の方をはじめ、ソムリエさんやワインの販売に携わっていらっしゃる方などお見掛けしました。
さらなる日本へのオーストリアワインの輸入が期待できるのでは?とこの秋以降の展開を楽しみにしています。
550ほどの出展者のブースをあちこち回り、現行ヴィンテージの確認や新たなワインの発掘も見本市での目的のひとつではありますが私の見本市での一番の目的は様々なセミナーに参加し、新たな情報を得、最新の情報に更新することでしょうか?
Vievinumでも多くのテーマでセミナーが開催され、そのいくつかに参加してきました。
(同時刻、もしくは近い時刻にいいセミナーが開催されることが非常に多く、参加を断念したセミナーも多々・・・)
今日から何回かに分けて、そのセミナーの印象的だった内容をご紹介できればと思っています。
まずは初日一発目に受けたセミナー オーストリアの現状について
(登壇者はオーストリアワインマーケティングボード ウィリークリンガー氏)
現在オーストリアワインの輸出国として日本は第15位
(1位はドイツ 続いてスイス・アメリカ この2国は金額ベースで非常に高水準)
現在13%がオーガニックワイン
サステイナブルオーストリアをスローガンに自然のエネルギーを使った畑づくりを心掛け
現在のところ60ワイナリーがサステイナブルオーガニックワイナリーとして認定されている
原産地統一呼称に関する協議があちこちで進んでおり
近年中に新たなDACがいくつか誕生する予定
現在DACとして認可されている地域は10 (PDOは17)
最新DAC Rosalia DAC (ロザリアDAC)
ブルゲンラント、Leithaberg DACとMittelburgenland DACに挟まれた辺りの非常に小さな地域で
ロザリア丘陵東部の斜面に位置する地域を指す (主な産地 Mattersburgなど)
当初はLeithaberg DACもしくはNeusiedlersee DACのどちらかに入れようという話だったところ
このRosalia地域独自のテロワールや土壌構成、その地域の独自性がどちらとも重ならず
この独自の個性を生かすためにDACとして新設する運びとなった
土壌構成は主に砂質 石灰分はLeithabergよりも低くローム交じり
原始海洋由来の堆積土壌 比較的軽めの土壌構成
パノニア気候(東からくる暖かい大陸性気候)の影響を大いに受けている
このDACはさらに3つに細分化されており
・Rosalia DAC
辛口赤ワイン ブドウ品種はBlaufränkischまたはZweigelt
最低アルコール度数12% 単一品種またはブレンド 木樽熟成の必要はなし(してもよい)
単一品種の場合はブドウ品種のラベルへの表記可能
フルーティーでスパイシー、かつフィネスを持った地域の独自性を備えたワインであること
・Rosalia Reserve DAC
辛口赤ワイン ブドウ品種はBlaufränkischまたはZweigelt
単一品種(ブドウ名表記可能)もしくはブレンド
最低アルコール度数13% 単一畑名のラベルへの表記可能
・Rosalia DAC Rosé
辛口ロゼワイン BlaufränkischとZweigeltに加え
オーストリアの赤のQualitätsweinに使用することが認められている他のブドウ品種も使用可能
(ただしブドウ品種のラベルへの表記は不可)
フレッシュ フルーティー(赤いベリーのアロマ)スパイシーな香り高いロゼであること
単一畑からのブドウのみを使用した場合は畑名のラベルへの表記可能
の3タイプを造ることが可能
パート2に続く・・・

